C や C++ で GMP を使いたければ,
#include <gmp.h>
としておけば良い. FILE * 型が出てくるときは,
#include <stdio.h>
#include <gmp.h>
にする. 同様に, 可変長引数を使うときは stdarg.h または varargs.h を,
struct obstack を使う場合は obstack.h をインクルードする.
ライブラリのリンクは,
gcc myprogram.c -lgmp
とする. C++ のときは -lgmpxx も加える.
-I でヘッダファイルの場所を指定したり, -L でライブラリの場所を指定したりする必要があるかも.
関数には以下の6種類がある.
mpz_ から始まるもの. 150 個ある. 整数(Zahlen)に関する関数. 整数型は mpz_t.mpq_ から始まるもの. 40 個ある. 有理数(quotient)に関する関数. 有理数型は mpq_t.mpf_ から始まるもの. 60 個ある. 浮動小数点(floating-point)に関する関数. 浮動小数点型は mpf_t.MINT 型がらみのもの. Berkeley MP と互換性がある.mpn_ から始まるもの. 30 個ほどある. 高速な低レベルの自然数(natural)に関する関数. 型は mp_limb_t.