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Python は他のほとんどの言語と同じように関数を持っています. しかし, C++ のような分離されたヘッダファイルはありませんし, Pascal のような interface/implementation 節もありません. 関数が必要なときは, 単に以下のように宣言すれば良いのです.
def buildConnectionString(params):
def というキーワードから関数宣言が始まっていることに注意しましょう. それに関数名が続き, 括弧で括られた引数が続きます. (ここには表れていませんが,) 複数の引数はカンマで区切られます.
また, 関数は返り値型を定義しないことにも注意しましょう. Python の関数は返り値の方を指定することはありませんし, 返り値があるかどうかについてさえ決めることはしません. 実際, 全ての Python の関数には返り値があります. 関数が return 文を実行しているところがあればその値を返しますし, そうでなければ None という Python で言う null 値が帰ります.
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Visual Basic では, 関数 (つまり値を返すもの) の宣言は function で始まり, サブルーチン (値を返さないもの) の宣言は sub で始まります. Python にはサブルーチンはありません. 全ては関数であり, 全ての関数は (たとえそれが None だとしても) 値を返し, 宣言は def で始まります. |
引数の params ではデータ型を指定しません. Python では, 変数の型は決して明示されることはありません. Python は内部で変数がどんな型なのか把握し, 見失うことはありません.
![]() |
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Java, C++ や他の静的型付き言語では, 関数の返り値と個々の引数のデータ型を指定しなくてはいけません. Python では, どれもデータ型を明示することはありません. どの値を割り当てたかによって, Python は内部でデータ型の情報を得ています. |
ある博識な読者が, 以下のような他のプログラミング言語と比較した Python のデータ型の位置付けの説明を送ってくれました.
なので Python は (明示的なデータ型の宣言を行わないので)動的型付き言語であり, (変数の型が決定するとそれが効いてくるので)強い型付き言語でもあります.
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